「老後の生命保険」の考え方【老後・退職後・年金生活】
「生命保険の見直し」のきっかけのひとつとして、「老後」があります。
子供を育てているときは、大黒柱(つまり父親)に何かあった場合のことを考え、死亡保険付きの生命保険に加入することが当たり前になっていますよね。
親に何かがあったとしても、子供の教育費や生活のためのお金は削りたくない…という親心でしょう。
反面、その子供がすでに巣立ってお金をかけるところがなくなった老後には、「生命保険を見直して、安いものにかけ替える」ということが非常に多いです。
でも、これは本当に正しいことなのでしょうか?
老後にかかるお金について~知ってる?老後に格差が出る原因
実は、「老後は安い生命保険で、お葬式代が出るようなものだけでいい」という考え方に是非があります。
一見「お金がかからないように見える老後」ですが、老後というのはお金がかかる人とそうじゃない人の差がとても激しく、さらに「どのくらいお金がかかるのか予見することができない」という怖さがあります。
考えてみて下さい。
老後ほど病気をしやすいですよね。
その病気で、ずっと病院に入院したり大きな手術をしたりということになると、通院代がものすごくかかることになります。
対して、病気をあまりせずにいればかかるお金もそんなにたくさんではありません。
この違いが、老後の生活を大きく左右するのです。
もし、夫婦そろって病気をたくさんしてしまったら、老後の貯蓄だけでは心もとないかもしれません。
きちんとたくさんお金を貯めることができればいいですが、ただでさえ賃金が上がりにくい現代で、そこまでしっかりお金を貯めることができるかどうかも疑問です。
老後に困窮して相談する人の多くが、長い介護生活の中でお金を使い果たしてしまったということとも言われていますので、「月々の支出を抑えられるので、生命保険を安いものにかけ替える」ということには注意をした方がいいかもしれませんね。
リスクを視野に入れた将来設計をすること
老後は何があるか解りません。
だからこそ、このようなリスクを抱えた将来設計をすることが必要です。
確かに、保障が大きな保険に入れば月々の支払いはたいへんになりますが、将来に対する保障はあつくなります。
もちろん、無理してまで高い保険料を維持する必要はありませんが、かといって「あまりに保障が少ないものに切り替えてしまうことも、よく考えた方がいい」ということです。
老後は何があるか解りません。
自分の貯蓄の状態を視野に入れた上で、保険をどうするのかをきちんと考えて見直しをしましょう。
ただ、保険の内容を厚くするあまり月々の貯蓄ができなくなっても心配です。
保険の見直しをする時に、気を付けなければ倣いのが「保険にばかり気を取られて、お金を貯めることができていない」という状態になってしまうこと。
将来への備えとして高い保険に入ってしまい、貯蓄をおざなりにしてしまう人というのはまた別の不安を招きます。
理想としては、保険は保険・貯蓄は貯蓄で別に考えて、バランスのいい将来設計をすること。
どちらかだけを強化し過ぎないことが大切です。
まとめ
ただ、優先するとしたらやはり「貯蓄」の方であり、保険はその手助けができるようなものにしておくといいでしょう。
そのバランスをとるためにも、保険のかけかえをする時はファイナンシャルプランナーの手を借りることをお勧めします。
今現在の貯蓄と、今のっ貯蓄ペースやライフスタイルから、「どの保険に入るのがいちばんいいのか」をアドバイスしてくれますからね。
保険のかけ替えは、先のことを考えた上で「自分にとってベストなもの」を選ぶ必要があります。
詳しい知識がないという人であれば、特にファイナンシャルプランナーの力を借りることをお勧めします。
保険見直しサイト:おすすめベスト3

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